食育だより

いも煮

2025.12.03

お楽しみ給食

11月28日(金)はご当地メニューの日でした。
今日のご当地メニューは山形県の「いも煮」です!

「芋煮」の発祥は古く、1600年代半ばともいわれています。
当時、最上川舟運の終点だったといわれる中山町長崎付近は、
上方から酒田経由で運ばれてきた荷物の引取がおこなわれる場所でした。
しかし、当時は舟が到着したことを知らせる通信手段がなかったため、
舟の船頭たちは荷受人が現れるまで何日も待たされることがあり、
退屈をしのぐために河原で鍋を囲んで宴を開いていたといわれています。
船着場の近くに里芋の名産地・小塩集落があったため、
手に入れた里芋と積み荷の棒ダラなどを鍋で煮て食べていたそうです。

里芋の収穫期の秋から冬によく食べられている郷土料理の一つである「芋煮」。
「芋煮会」といって河原に鍋や材料を持込み、家族や友人などと一緒につくったり、
運動会や地域行事の後などに野外でつくったりするほか、
各家庭でもつくり食べられています。
9月の第一日曜日に馬見ヶ崎川の河川敷で行われる「秋の芋煮会」では、
観光客が山形に集まり、地元の人たちと一緒にクレーンを使って具を入れ、
かき混ぜる巨大な鉄釜の芋煮を食べます。

ちどりの子どもたちも「おいも柔らかい!」「あったかくて美味しいね!」と
もりもり食べてくれました♪

☆メニュー☆
ご飯
いも煮
春巻き
マカロニサラダ
果物